社会を動かしているのは、私たち人間です。そして、社会を変革させ、進化させていくのも、私たち人間です。だからこそ、その人間の視野を広げ、思考を深め、知識を増幅させ、道徳心を律し、行動として発信する、人間の下地を作る「教育」は、社会にとって非常に重要なファクターです。大人になってからも「教育」は続きますが、子どもの時期だからこそ必要な「教育」もあります。私たちは、幼少期から小・中・高校生、そして社会人と、幅広い世代への「教育」サービスを提供することで、これからの社会を形作る「根幹」となる「人づくり」に貢献します。
社長から学生の皆さまへ
みなさんは「教育」のイメージを、どうお持ちでしょうか?営業職や研究職などとは異なり、教育は、既に誰しもが、これまで長期にわたり実際に受けてきたという経験を持っています。だからこそ、「教育=教えること」のように、教育業のイメージが固定化されている方が多いかもしれません。しかし、改めて振り返ってみてください。先生やメンターとの出会いによって、教科の好き嫌いができたり、興味の対象が広がったり、会話の中からインスパイアされ、進路が定まったりするなど、教育によって「人生が変化した経験」はありませんか?人は、「環境」と「きっかけ」で変化します。だからこそ、私たちはその提供者として、学習施設や電子機器などの「ハード面」と指導者や教育コンテンツなどの「ソフト面」を高いレベルで融合させ、教育を受ける側に対し、学びの「環境」を整え、様々な経験を「きっかけ」に成長できる場を作りたいと考えています。「教育」の仕事は、「ただ教えること」ではありません。人に寄り添って走る「伴走者」として、その成長を間近で支援し、変化していく姿を見ることができる、非常におもしろい仕事です。
現在の日本の教育は、明治時代以降に作られたシステムを継承しており、指導者が教え、効率よく暗記し、ミスをしないで問題を解くことが評価されてきました。その背景には、日本の経済成長があり、社会がそのような人間を求めてきたことが強く影響しています。しかし、このシステムは、成功モデルがあった20世紀までは通用してきましたが、21世紀になると、『答えが「無い」または「複数存在する」時代』への突入により、うまく機能しなくなってきました。“知識”や“正確性”だけではなく、“思考力”、“問題解決力”、“表現力”などの力が、今まで以上に必要となってきたからです。また、それに伴い、指導者が新しい教育をデザインしていく必要が出てきています。教育に携わる人が、「21世紀型の新しい教育観」を持って、教育に携わらなければならないのです。例えば、日本の子どもたちは、「自分の意見を述べる」小論文やエッセイを書くことが非常に苦手です。それは、現状の国語教育では、文章から“筆者の意見”を推察し、選択・記述させる問題が大半を占めるため、教育環境で、“自分の意見”を持つという経験が極端に少ないからです。しかし、社会に出て求められるのは、「自分の意見を持ち」「それを形にする力」です。だからこそ今後は、読んだ文章に対し、“筆者”の意見ではなく、“自分”の意見を記述する教育にリデザインしていかなければなりません。
当社では、3歳から大学受験まで、年齢や学年に応じた様々な学習プログラムを提供することで、幅広い年齢の教育支援をしています。従来の学び以外の特徴的なものとして、LEGOⓇEducation(教育用レゴⓇブロック)やMIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボが開発したScratchなどを教材とした「STEM教育(STEM=Science, Technology, Engineering and Mathematics)」を10年以上前から実践しており、新しい教育を地域へ提供してきました。教材を学ぶのではなく、教材を“使って”学ぶことで、能動的なマインドセットを育んでいます。実際、その教育プログラムを受けている当社運営スクールの小学5,6年生のチームがロボットの世界大会に出場したことがあります。その中で、当日のその場で、ポルトガルとインドの各チームと合同チームを組む機会がありました。全てのチームともに第1言語が英語ではないため、互いに意思疎通を取るには、互いに片言の英語で会話をしなければならない状況下で、もちろん初対面です。その中で、海外のチームは初めから能動的に交流をしましたが、日本チームはとても受動的でした。英語が話せないこと以上に、問題解決をする手法や心が不足していることが露呈されました。しかし、翻訳アプリを介して会話ができることが分かると、少しずつ能動的に動けるようになり、大会終了時には、チームキャプテンの小学6年生が、「言葉の壁は、心の壁」と言えるほどに成長しました。様々な経験を通して、海外で活躍するための「マインドセット」を育み、世界で活躍する「倭僑」となってほしいと考えています。
「教育」は学生の期間のものと思うかもしれませんが、社会に出て、企業や組織に属しても終わるものではありません。逆に社会に出ると、定数化された正解がなく、自分で考え、行動しなければならず、正解は教えてくれるのが当然であった学生時代とのギャップで悩む人が多く見受けられます。学びは、常に変化し続ける社会に対応するために、終わりなく継続するものです。社歴を重ね、経験値と能力が上がると、部下を持ち、会社や組織から部下の教育を一任されることも出てきます。また、ステークホルダーが増えるため、人間関係やチームでの立ち位置など、悩みの量・質ともに大きくなっていきます。まさしく、教育に終わりはありません。社名の「エデュソル」は「Educational Solutions」から命名しており、教育に関する問題を解決する会社であり続けたいと考えています。正解が複雑化する時代において、教育の重要性は益々高くなってきます。教育の重要性を理解し、仕事を楽しみながら成長できる新しい仲間をお待ちしています。
株式会社エデュソル
代表取締役 岡 本 弘 毅
多岐にわたる教育事業を展開しています
小学生から大学受験までの教科学習や受験指導を中心とした総合学習塾事業です。オリジナルブランド「総合学習塾 弘道学館」を展開、運営しています。子どもたちのセカンドホームとして、学習面はもちろん精神的にも向き合いながら成長を見守り、学ぶ力を育て、将来の夢の実現の後押しをします。
3才から小学生を対象に、学力の礎となる能動的な学びや論理思考、問題解決力、コミュニケーション力などを身につけるスクール事業です。レゴⓇブロックを使った学びや、ロボットやプログラミングを通じたSTEM教育を提供するオリジナルブランド「KODOキッズステーション」を展開しています。
社会人のための問題解決研修事業です。LEGOⓇSERIOUS PLAYⓇメソッドを使って、組織の問題点を可視化、新人研修をはじめ、チームビルディングなどの組織問題解決や、マーケティング、新規事業構築などの営業的問題解決まで、企業の直面する課題に多方面から関わります。